カズシン・ブログ

不動産業界20年を越えて この経験に基づく~物件論

千と千尋の神隠し。ウサギとカメ

2019.08.17

昨晩、帰宅すると下の娘がTVで「千と千尋の神隠し」を見ていました。

 

途中からですが、私も娘と一緒にテレビを見ました。

テレビでも以前見たことがあります。

何度見ても、引き込まれて、時々涙が出ます。

「名作というものは、これほど完璧なものだろうか」

 

今年二人の娘を連れて行った「台湾」にある建物や場所が舞台(湯屋)のイメージになっているということもあり、一層親しみを感じました。

 

千尋が上の娘にとてもよく似ている気がします。

テレビを一緒に見ている下の娘も「似ている!」と言います。

見た感じもありますが、千(千尋)の言動や性格が。

 

大変な苦労を強いられながらも、諦めないで、自分がやれることを素直に精一杯やり続ける強さ。世の中の冷たさ、厳しさ、理不尽さに屈せず、前向きに自分のできる精一杯で未来を掴む健気さ。

どのような過酷な環境に置かれても、環境や人を恨まず、自分の不幸を嘆かず、その時の自分がやれることを精一杯、人知れず泣きながらも一生懸命・・・。その一生懸命が事態を好転させ、未来の扉は開くことがあるのでしょう。自分の不幸を恐れず、自分の違いを嘆かず、人を羨まず。

 

「自分でやるしかない」という経験は人をとても強くするものだと思います。

 

私には二人の娘がいます。

強いように見えて弱いところもあります。弱いように見えて強さが隠れていることもあります。

 

苦難を恐れず今までの自分の努力と頑張りを信じて。精一杯と一生懸命を武器に、自分を信じて、進んでいってもらいたいです。

 

がんばって!

 

これからの時代は、私が育ってきた時代とは大きく変わっていくことでしょう。

 

それでも、精一杯や一生懸命は、人間にとって、最後まで残る価値なのではないでしょうか。

 

精一杯や一生懸命にやればやるほど、ゴールが遠のくということもあります。

ゴールだけを考えていくならば、精一杯や一生懸命より、要領の良さや知識や知恵を活用する方が有利かもしれません。

ちょっと例えは違いますが、「ウサギとカメ」のような話に通じるところもあるのかもしれないです。

 

要領の良さも知識も知恵も、他人ほどたくさん持っていない場合、私が持っている人より少しできることは、精一杯と一生懸命くらいの気がします。

それで良いと思ってきました。しかし、この年齢になってようやく、「ウサギ」のすごさも理解できるようになりました。

ウサギは怠け者というよりも、自分の足が速いことを十分理解していた賢さがあったと思います。

すでに他者より優位であり、有利にゴールに近づける自分自身の能力をよく理解して、無駄をしない。エネルギーを余計に使わない。効率性を重視し、合理的な考え方ができる種類だったのでしょう。

途中で寝てしまったというところが、おもしろいです。

どれほど賢く、合理的な種類(人)であっても、失敗することはあるのですね。

いかに賢い人でも失敗することがあるからこそ、亀はウサギに最終的に勝てたのです。

ウサギが失敗しなければ、やはり賢く、合理的なウサギが勝ち、亀は勝つことはできなかったでしょう。

しかし、相手の失敗を待てば必ず相手が失敗してくれるとは限りません。相手が失敗する可能性がある時でも、その可能性の有無に関わらず、やはり自分は自分の中の精一杯と一生懸命で勝負する。

強い相手が失敗しなければこちらの負けです。どれほど強い相手であったとしても、失敗することはあります。その時が、不利にも関わらず最終的に勝てる時ということでしょうか。

しかし、強い相手は強いのですから、基本的には負けは最初からほぼ決まっているようなものです。でも、精一杯と一生懸命の結果。ほんの時々は、相手が失敗することもあるのでしょうか。

私のように、ウサギさんではないタイプの者は、最初から何も考えずに、精一杯やるほかないでしょう。相手が強くても弱くても、相手が失敗する可能性があったとしてもなかったとしても。

 

相手を失敗させようと何かの手を使う人もいるのでしょうか。しかし、その手に不用意にはまって失敗してしまう人が仮にいたとしても、その手に乗らないで失敗しない人がいたとしたら、どちらの種類の相手なのかによりますが、その手で必ず成功するとは限りません。

いずれによせ、必ず成功する手がないとしたら、精一杯自分ができることをやっておけば、その方が結局一番無駄がないのかなと。私はそう思う次第です。

皆、自分の道で、自分のやり方で、この世の中を何とか乗り切っているとしたら、ウサギはウサギのやり方で、亀は亀のやり方で、それでいいのでしょう。

もっと若い時に、ウサギについて理解ができていたら、私も「ウサギ」になりたかったかもしれません。途中で寝ないウサギに。

 

でも寝ないといられないのがウサギだとしたら、ウサギも楽ではないのかもしれないですね。

 

皆さんは、ウサギさんでしょうか。カメさんでしょうか。

 

カズシン株式会社

代表取締役 山内和美