カズシン・ブログ

カズシン株式会社 代表取締役 山内和美のブログ
不動産業界20年を超えて、この経験に基づく…取引のこと、物件のこと、人間のこと。
宅地建物取引業者(不動産業者)カズシンの代表 山内和美が思うこと。

本を読むこと。対話で気づくこと。中古区分ワンルームマンション(東京)購入しました。

2021.02.16

この一年は、100冊くらい本を読んだのではないかと思います。(わりと冊数多く読んだ一年でしょう。)

本を読んでも何かが大きく変わることは少ないのです。

でも、小さくても何かが変わるような気がして。そのきっかけを求めてしまうのでしょうか。

「本を読むのはもうやめよう」と思っても、「これ、ちょっとおもしろそう。読んでみようかな」となって。それで、時々読んでしまうのです。

電子書籍で購入した本の中には、読み始めて、昔読んだ本だと気づくものもあります。

読みたくなる本の傾向が全く変わってしまうということはないようです。つまり、興味の対象も180度変わったりはしないということなのでしょう。

そういう点において、人間は一貫しているのでしょう。

しかし、読んだ本をすっかり忘れてしまって、また買ってしまう、ということは、人間は、少なくとも私という人間は、忘れっぽく、記憶の変化は激しく、状態は一定ではないということ。

昔読んだ本でも、時間が経って読んでみると、目新しく、初めて読んだような気持ちになるから不思議です。

私自身が変化しているということなのでしょう。

 

本を読んでも読まなくても、じつは私にとっては、大きな問題ではないのでしょうが、読んだ本のことを忘れてしまっている自分というのが「おもしろいな」と思うのです。自分の「おもしろさ」や他人、人間のこと、社会の状態などに気づくことが楽しくて、私は本を読んだり、仕事をしたり、他のこともいろいろ興味をもってやってみたりしているのかな、という気がします。

 

私自身は、単純な人間のようです。そして、社会も驚くほど単純であることにこの年齢になって、遅ればせながらようやく気付いて、ちょっとしたショックを受けているところです。

本を読んで気づいたわけではなく、母との対話の中でやっとわかりました。

もっと早くそのことをわかっていれば、今のようなことにはなっていなかったのかもしれませんが、それがわからないのが私の特長であり、弱点でした。他の部分には弱点はあまりなかったような気はしますが、ここの部分での弱点が大きくて、今のようなことになっていたのでしょう。

他の人はどうなのでしょう。私が持つ弱点を持たない人は多いと思いますが、私が持っていない弱点をまた持っているものなのではないでしょうか。

本をいくら読んでも到達しえなかったこのところに、母との対話で気づかされたということは、母は、私を教育することが上手だったのでしょう。しかし、この年齢になってということは、かえって上手ではなかったということでしょうか。両方言えると思います。いずれにせよ、いつまで経っても気づかないから、母が気づかせたのでしょうか。それとも私自身が気づくに熟した時期にきていただけなのでしょうか。

子供(私自身)がいつか気づくと思って見守ってきたのかもしれませんが。80歳になった母との対話で気づいたことは、私自身で気づいたとも言えるでしょうし、母に気づかされたとも言えます。

対話が持つ力は時と場合によっては、とても大きいと実感します。

 

皆さんは本を読みますか。

本よりもっと気づきを得られる対話の相手はいますか。

本を読んだり、自分と対話した方がたしかだと感じる方もおられるでしょうか。

人間は一貫していますが、変化もしていますので、そういう捉えどころのない自分が何かを気づくということは、奇跡のような出来事なのかもしれない。気づいたこともまた変化をしていきますが、どこかで一貫して自分を形成しています。気づきの経験の蓄積が自分になっているのだと私は考えています。

皆さんは、いかがお考えでしょうか。

 

先週、中古区分ワンルームマンション(東京・賃借人付き)の決済引渡しでした。古い物件ですが、場所はわるくないので、購入しました。転売ということではなく、インカム(家賃)を得ながら保有で考えていくことになります。

 

ところで、これから中古区分マンションの空室物件が増えてくることでしょう。

最近も少し出てきています。コロナ禍で空室(所有者居住していた・賃借人居住していた。いずれも)になった物件が売りに出ているようです。

実需(ご自分で住む)需要のある少し広めのワンルーム(1DKタイプなど)で、空室物件で良さそうな物件が見つかれば、買い取ってリフォームして売ってみたいと考えています。いわゆる、「買取再販(買取転売)」です。

このブログでも何度も「買取再販(買取転売)」について書いてきていますが、買取再販(買取転売)専門業者さんが競争して物件を買っている状況が続いているため、専門外(弊社も)の業者の新規参入などは簡単ではないところがあります。新規参入だけであればできないことはないですが、実際に物件を入手して事業として継続して利益を残すというのは、ハードルが高いところがあります。

それでも、わかるエリアの物件で、なんとかこなせそうな物件が見つかる時もたまにはあるでしょうから、そういう時、参入してみたいなと思っています。

皆さんは、何を考えていて、何をやってみたいですか。

 

カズシン株式会社

代表取締役 山内和美