カズシン・ブログ

不動産業界20年を越えて この経験に基づく~物件論

かぼちゃの馬車に投資 2つの意見

2020.02.15

スマートデイズ(旧スマートライフ)の『かぼちゃの馬車』に投資した方々についての見方として、シンプルに「自己責任」論でまとめる方がいます。

「投資するということは本来、失敗したからといって責任を転嫁できるものではない」という考え方です。

銀行がどうとか、スマートデイズが、不動産業者が・・・。他所、他人へ何かを言っても、そもそも「投資」したのは本人なのだから、という見方は、厳しい印象はあっても大変わかりやすいです。率直に言えばその通りだと思う人がいてもそれは1つの、また別の「正論」にあたるのでしょうか。

 

私の周囲でも、不動産事業の経営をしている方で、自己責任と一言でまとめる方もいます。

 

不動産に詳しくない個人と事業者では知識や情報量ほか、判断力に差異があります。

弱くて不利になりがちな個人を補い手厚くしていくのであれば、「自己責任」には限度を設けることになりますが、「個人も事業者もない」熾烈な市場での戦いであると割り切れば、「自己責任」はわかりやすいです。

 

「騙された」と感じている『かぼちゃの馬車』等購入した個人の方々の状況は、「自己責任」以前の事業者側の問題が大きかったと思われます。だから、一定の調整が必要になると思うのです。「自己責任」論だけではなく、問題を明らかにし、問題があった分は、自己責任から相殺とならなければ、公平に欠けるという考え方が、もう1つの見方になるでしょうか。

市場での戦いは、どのような結果になったとしても、どのような力の差があったとしても、原則で言えば、勝ち負けは自己責任となるでしょう。

 

悔しい思いをすることは幾度あったとしても、すべて「自己責任」で耐えて立ち直り、さらに飛躍する人はいることでしょう。そういう人は強い人だと思います。

今回、私の周囲で「自己責任」論でまとめる方は、やはりご本人自身が「強い」です。ご自身どのような状況においても「自己責任」を理解されながら、覚悟して事業を始め、けじめをつける人です。

それほど、事業は厳しいものであり、甘くはなく、難しいということです。

事業の厳しさを知っている人は、「自己責任より他にない。責任転嫁はできない」ことを心に刻んでいます。

甘くみていると足元がすべってしまって転んだり、採算が合わない事業に手を出して苦労を背負い込むことになりがちです。

 

自分の頭で考え、自分の足で歩き、自分の目で見て、自分が信頼できる人に相談する、そういう一連の習慣が、荷が重すぎる苦労を背負い込む(背負わされる)隙を「わるい相手方」に見せない防御につながるのではないでしょうか。

 

不動産は大きなお金が動くので、逃げ道を塞がれて、食べられてしまうこともあるでしょう。

関係する人たちの思惑に飲み込まれてしまわない「強さ」と「賢明さ」が必要かもしれません。

 

自己責任論で自分を括れるか、強さと賢明さで乗り切れるか。

いくつか何らかの経験をする中で時には危うく騙されてしまったとしても、最終的には大きく騙されないですむ生き方はあると思います。

皆さんは、いかが思われますか。

 

カズシン株式会社

代表取締役 山内和美