カズシン・ブログ

カズシン株式会社 代表取締役 山内和美のブログ
不動産業界20年を超えて、この経験に基づく…取引のこと、物件のこと、人間のこと。
宅地建物取引業者(不動産業者)カズシンの代表 山内和美が思うこと。

命の次に大事なお金

2018.03.04

「命の次に大事なお金」私はよくこの言葉を発します。

そうすると「金の亡者」「儲け主義」的な受け取り方をする方が中にはいます。

それで誤解されるならそれも仕方ないと思いつつ、やはり私は、「いのちのつぎにだいじなおかね」という言葉と離れたくありません。

一番大切なのは「命」です。お金はその次です。

人は、お金で失敗した時、お金の苦労が限界を超えた時、追い込まれて、自らを追い込み命を落とします。

お金で命をなくすのです。

お金は命の次に大事なものです。したがって、お金のことで、命をなくさないでほしいです。

一番お金が大事であれば、「お金の次に大事な命」になります。

たしかに「地獄の沙汰も金次第」ということもあるのでしょう。お金があれば、健康が買えたり、命さえ助かることもあります。

たしかにお金はそういう意味においても、あった方がいいものだと思います。しかし、仮にお金がなくても、「お金は命の次」です。

時々、不動産投資、あるいは不動産投資に限らない投資全般において、大きな失敗をしてしまって、命を落とす方がいます。

自死の後遺された家族は、どれほど長い年月、苦悩を続けることでしょう。答えのない問いの答えを探し続けることになるのでしょう。

株やFX、先物など、リスクリターンで、リスクが背負えないほど大きな取引をしてしまうと、一回の取引で立ち直れなくなります。

不動産投資は、投資額が大きいです。

10万円20万円の株の売買でさえ自分の思い通りにならないのですから、1億円、数億円という単位での不動産取引のリスクは計り知れないもの。そのように、慎重に考えていただいた方がいいように思います。

物件を1つ買えば安泰、さらに増やしていけば富裕層、というイメージがあっても、それは、イメージであり、実際は異なると思います。

資産を持てる、資産が増えるということで、売り込みがあったとしても、現実は、負債が大きくなる、負債ばかり残った、ということもあります。

仮に、大きな負債を背負っても、命の次の話です。

 

カズシン株式会社

代表取締役 山内和美