カズシン・ブログ

不動産業界20年を越えて この経験に基づく~物件論

ラブホテル街で。よく食べる風俗の女性たち

2018.12.19

あるラブホテル街

女性の年齢は幅広い。40代、50代と思われる女性も多い。肌の露出のためひと目で風俗であることが見てとれる女性もいる。半面、とても地味で派手さとは無縁の大人しそうな女性も多い。ブランド物のバッグを持つ女性もいるが、ほとんどは、そのブランド物も使い込まれているか、イミテーションである。服装は普通のOLが着ているようなスーツのこともあるが、パリッとした印象ではない。

 

中には、運転手の車の送迎付きでホテル前で降ろされる女性もいる。彼女たちは総じて若く、スタイルも良く、美人である。そのような女性は一部であり、女性たちの大半は履き古してかかとの傷んだヒールをちょっと引きずるようにして、一人でホテルへ急ぐか、男性客にもたれかかりつつ歩いている。

 

ホテル街を抜けたところにファミレスがある。私はよくそこへ行った。

デリヘルと客のカップルを頻繁にその店で見かける。たまたま私の前方のテーブルと横方向のテーブルがどちらも、デリヘルとその男性客であった。

 

彼女たちは、メニュー選びで男性をサポートしている。

男性の一人は、そのファミレスのクーポン券を出して事細かく、節約をしようとする。ウェイトレスにもクーポン券のことで何度も質問をしたりしながら少しでも得をしようとしているようだ。

その男性の節約への執念に、同伴の女性は人目を気にして少し恥ずかしそうにする。しかし、けっして怒るような様子はなく、その後も水をとってくるなど、かいがいしく男性の世話を焼いていた。言葉遣いも丁寧で、男性客を立てているのがよくわかる。

エルメスのプレゼントなど豪華なことではなく、たとえファミレスでも、女性にとっては上客なのだろう。お大名扱いである。男性客の懐が痛まないよう値段を気にしてか、高いものは選ばない。しかしよく食べる。

 

クーポン券使用で安く頼めた大量のフライドポテトなども食べ、メインの肉料理系も口に運ぶ。こちらの女性は、ロングヘアーでOL風のスーツジャケットを着た40代くらい、地味な印象と言えるだろう。体型は痩せ型だが見た目に反してよく食べる。

もう一方の女性もよく食べる。もっと食べる。こちらの女性もやはり40代くらいである。ショートヘアの丸顔、体型は普通。痩せてもいないが、太りすぎということもない。顔立ちはどちらかと言えば整っている。全体的に容貌は、こちらの女性の方が魅力的にみえる。またそのためなのか、明るくて親しみやすい印象を受け、話し方も快活で話術も巧みだ。男性もこの女性を気にいっているようで、メニュー選びでも女性の食べたいものをセレクトしていた。次々に料理が運ばれてきて、ふつう女性が食べる量の優に倍は食べただろう。ひとしきり話をした後は、デザートも食べたいと言うので男性は快く女性の希望する物を頼んだ。男性は、女性より年下に見えた。少し姉御調でその女性の方が男性をリードしているような雰囲気だった。洋服はもう一人の女性よりは、上質のものを着ており、身体のラインがよくわかるデザインであった。

 

馴染み客との店外デートなのか、デリヘル店を通さずに直客にした間柄なのか、いずれにせよ、ラブホテルで身体を重ねる。カップルのように見えるが、お金でつながる関係だ。

 

彼女たちはお腹が空いていたのだろうか、あるいは、食べ貯めのつもりだったのだろうか。それともデートの際にはせっかくだからできるだけいろいろたくさん食べておこうという考えだったのだろうか。

たまたまかもしれないが、2人とも「よく食べる」女性だった。「風俗の仕事」と「食べること」には何らかの関係があるのだろうか。

カズシン株式会社

代表取締役 山内和美