カズシン・ブログ

不動産業界20年を越えて この経験に基づく~物件論

スルガ銀行 シェアハウス融資、(元)役員の関与。

2018.08.19

(下記、静岡新聞SBS 2018/8/8から抜粋)

「シェアハウス投資を巡るスルガ銀行のずさん融資問題で、元専務執行役員が過去最高益の更新に固執し、営業部門責任者として融資拡大を主導。預金残高の水増しなどで審査基準をクリアする仕組みを構築し無条件に承認させていた。取締役会は審査書類改ざんなど不適切な融資の横行を防げず、多額の損失を招いた。企業統治は機能不全に陥っていた。

監督官庁の金融庁は第三者委の動きをにらみ、スルガ銀に対し業務改善命令を出す検討を本格化させる。
 第三者委は岡野光喜会長ら経営中枢を含め約100人に事情聴取。スルガ銀は5月に公表した社内調査で「多くの行員が書類の改ざんを認識していた可能性が高い」と主張していたが、販売協力会社への改ざん指示など積極的な関与が確認され、事態はより深刻となった。
 騒動の発端となったシェアハウス「かぼちゃの馬車」向け融資は横浜東口支店を舞台に、会社員ら約700人に物件購入費として1件当たり1億円超を貸し込んだ。元専務執行役員は、既に退職した当時の支店長と二人三脚で融資にのめり込んだ。審査部門をどう喝することもあった。」

こららの記事を読むことにより、成績至上主義の(元)役員が大変大きな役割を担っていたことが理解できます。

審査部門は逆らえず、目をつむるほかなかったのでしょうか。「見て見ぬふり」がわが身を守ることになるというサラリーマン(勤め人)の処世訓はわかりますが、「おかしいことはおかしい」と言う勇気さえ奪われるその職場環境に恐ろしいものを感じます。

行員もその多くは家族がおり生計を維持しなくてならなかったでしょう。同様に、今回シェアハウスを購入した投資家(主に会社員などのサラリーマン)の多くも家族がおり、会社に所属し、生計を立てていかなくてはならない方々だったことでしょう。

おかしいことをベースに物事が進んでいくと、結局、いずれの立場の方々も後で苦しむことになりがちです。

スタートから意図的に何かがおかしい場合、途中で微調整をしても正義にはなりません。ずっとそのおかしい何かを抱えたまま結論までいくことになります。その時の結論は、一見正しいように見えても、いずれ問題が表面化してくる場合があります。

「今」間違ったことをおこなうと先々苦しい思いに突き当たる。だから、どんなにしんどくても、「今」誠実に生きていくことが一番だと思います。それが将来の幸福につながるのではないかと思っております。

カズシン株式会社

代表取締役 山内和美